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匠の知得

建築

Q値から新しい基準値へ②

前回の「建築」での続き。Q値から新しい省エネの基準値に変わりますが、UA値は前回お話した通り。
今回はもう一つの基準値GJ(ギガジュール、一次エネルギー消費量)の話です。
一次エネルギーとは、具体的には石炭・石油・天然ガスなどの化石燃料や太陽放射・地熱・風力・水力といった自然そのまま(変換加工せず)で利用できるエネルギーのことです。
ちなみに電気は、その一次エネルギーを使いやすい形に変える(転換)ことで作り出す二次エネルギーという位置づけです。同じように変換・加工して得られるエネルギーとして家庭で使われるその他灯油、都市ガス、ガソリン等があります。
建築物は上記二次エネルギーが多く使用されておりますが、電気や灯油、ガスなどによって異なる単位(KWH 、ℓ、MJ等)で使用されているためこのままでは比較ができません。ですがこれらを一次エネルギーに置き換えると同じ単位になり、建築物の総エネルギー消費量を比較できるようになります。
ということで省エネルギー社会の実現に向けた性能の指標とするため、 新省エネ基準の用いられる基準は最終的に消費される馴染みのある二次エネルギー量の各単位ではなく、 エネルギー資源の消費量を表す一次エネルギー消費量(GJ)が基準単位となりました。
2020年までには、計算した基準値以下の数値がない住宅は建築することができなくなります。今後はより電気代のかからない、より灯油を消費しないなどの省エネ機器の設備機器の選定の検討が必要です。
以上、2回に分けて新基準値についてお話ししましたが、家の間取りといった広さ(家の大きさ)が快適さにもつながりますので、予算の中で性能に特化しすぎて家を小さくせざる負えないというようなことは避け、性能も間取など全体的にバランスの良い家づくりができる建築会社を選んでほしいものです。
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